当丸峠 (神恵内村)

当丸峠 (神恵内村) 油絵 A4号 横333x縦242  2021年2月制作

「とうまる峠」は積丹半島中部を東西に結ぶ道道998号線古平神恵内線の峠です。
積丹半島は何度も出かけているのですが、この道は初めてでした。神恵内村は現在原発廃棄ゴミを寿都町と同時に受け入れを表明した村です。泊村の隣になります。

積丹半島を横断する唯一の道で、峠の頂上は古平町と神恵内村との境界になっています。この道は昭和57年3月までは、小樽市と江差町を結ぶ国道229号の一部でしたが積丹岬経由の海岸ルートが開削されて座を譲りました。

泊原発の運転開始に伴い、原発事故発生時の緊急避難道路として通年通行となったのは良かったのですが、峠部も含めて多くの部分がシェルターで覆われることとなってしまい、この道は「核シェルター道路」と呼ばれています。
それにしても、北海道は広い。こんな風景がまだあったとは驚きでした。